ポテトサラダ研究所

明日世界が終わるとも、私はポテサラを作り続ける

第2回 タラモサラダを作ってみよう

料理を作るときはなるべく最初に完成した時の見た目や味わいを想像しながら作るようにしています。「どんな料理を食べたいかなぁ」なんて考えながら適当に思いついた語句で検索して、出てきた写真を見ながら手順や食材について考えていくと詳細にイメージが湧くように思います。意外と楽しいんですよ、これ。
食べたことの無い料理でも写真を観ながら「こんな手順で作るのかなぁ」とか「こんな味なのかなぁ」なんて想像しながら作っていく。失敗してもそれはそれ。どうせお客さんに食べさせるでもなし、1日2日で食べきる量なんだから気にしない。

で、今回はたらこを使ったポテトサラダを作ろうと思います。いわゆるタラモサラダですね。第二回目から亜流のポテサラを作るのはいかがなものかと思ったんですが、なんとなく作りたくなったもので。それにこの時に買ったメイクイーンを使っちゃいたいんですけど、いわゆる普通のポテトサラダに使うよりもタラモサラダのほうがマッチしてる気がして。

それに僕、タラモサラダってまだ作った事が無いんですよ。お店で食べたことあるんだけど、どんな味だったかはっきりクッキリ覚えてるとは言い難い。

カナッペ状にペーストにするのか。それともイモ感を残すのか。たらこを使うべきか、明太子を使うべきか。考えていくとだんだんと悩ましくなってくる。ざっと検索しただけでこんな感じ(みんな写真上手ですね。僕も頑張らないと。)

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それでは作りたい理想のタラモサラダをイメージしていきましょう。

  • カナッペよりも少しだけジャガイモの粒感が残ってる
  • ジャガイモの香りよりも甘さが先立つ
  • 角切りのジャガイモにねっとりしたソースが絡んでる
  • たらこの粒が大きめでツブツブしてる
  • たらこの粒に火が入っておらず、レアな状態
  • コクがあって、白ワインに合うような味わい
  • そのまま食べても美味しく、バゲットにも合う
  • アクセントになるようなハーブの香りがある
  • ピンク一色だと寂しいので、グリーンの彩りも加える

さて、この通りに作れるでしょうか。やってみましょう〜。そんな訳で選んだ材料はこちら。 

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【材料(4人分)

  • メイクイーン 中サイズ 4個  75円
  • 明太子 1パック      280円
  • ディル 2本          50円
  • バター 10g           25円
  • ナチュラルチーズ 2切れ   50円
  • 生クリーム 大さじ5杯            80円
  • マヨネーズ 大さじ3杯            20円
  • 塩・胡椒 少々
  • レモン汁 少々(無くてもオーケー)

             計  560円

アルパカさんも「メイクイーンってたった1〜2週間で芽が生えるんや……」って驚いてますね。僕もひさしぶりに戸棚から出して驚きました。1個だけ料理に使わずに残しておいて、ベランダのプランターに植えようかな。それはそうと、タラモサラダの原価ってほとんどタラコ代なんですね。原材料費計算してびっくりしちゃった。今日はびっくりしてばっかりですね。

 

さて、それでは実際に作っていきましょう〜。 

 

【手順1】ジャガイモの皮を剥いて角切りにする

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↑なるべくジャガイモの土臭さを抑えたいので、丁寧に皮が残らないように剥いて5mm角の角切りにします。以外と面倒くさかったっすね

 

【手順2】ジャガイモを茹でる

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↑ジャガイモを茹でます。今回は塩を入れずにそのままで。明太子の塩分がモノによってマチマチなので、ここで塩味を加えたくないのです。勿論レンチンしてもオーケー。中まで火が通れば大丈夫。細かく切ってるのでガス代の節約にもなりますね

 

【手順3】ソースを作る

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↑ボウルにほぐした明太子、生クリーム、ディル2本、マヨネーズを入れて混ぜます。明太子の皮の部分が残ってると舌触りが悪いのでほぐしながら入れ、ディルは茎は使わずにハッパの部分を細かくちぎっていれます。この時点では「ユル過ぎるかな……??」ってぐらいの固さにしておきましょう

 

【手順4】マッシュポテトを作る

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↑茹で上がったジャガイモのうち5分の1程度の分量をとりわけ、まだ熱いうちにバターとチーズを加え、滑らかになるまで混ぜ合わせます。裏ごし機があれば簡単に滑らかになるかもですねー。たぶんそのままソースとジャガイモを全量あえても良いと思うんですけど、なんとなくジャガイモのツブッぽさを残しつつソースにもイモっぽさを加えたいので、分けてみようかと

 

【手順5】混ぜ合わせて盛りつける

はい。写真撮り忘れました。【手順3】で作ったソースと【手順4】で作ったジャガイモクリームを合わせてペースト状にし、レモン汁を適量振って残りのジャガイモとあえて完成。塩加減はここで調節しましょう。たぶん【手順3】のソースのときにレモン汁を入れちゃうと酸味で生クリームやら明太子やらのタンパク質が凝固しそうなので、最終工程に近くなってから入れましょう。

 

で、完成したのがこちら。

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さて、実食してみましょう。ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”(๑´ㅂ`๑)ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”

うん。だいたい予想通りの味わい。問題なく美味しいですね〜。ジャガイモの粒っぽさを残しつつソースをモッタリとさせたかったので、わざと茹で上がったジャガイモをソース用と粒用に取り分けたんですけど、やる必要なかったかもですね〜。チーズのコクにディルのキリッとした爽やかな香りが加わることで、本格的な味わいになったように思います。ディルって地中海料理でよく使われるし、マッチすると思ってたんだ(ドヤッ。

あと塩加減は最後の工程で調節するべきなのと、レモン汁も最後に入れることだけ注意すれば誰でも作れるお手軽料理なのではないでしょうか。

 

【反省点】

  • 別にジャガイモを取り分けて作る必要なかったな
  • ディルが沢山残ってるんだけど、何に使おうかな…… 
  • 生もの使ってるけど、どのぐらい日持ちするんだろコレ?

 あんまり使用頻度の高くないハーブを使う時はどうやって使いきるかが悩ましいですね……。ヨーグルトとキュウリのモロッコ風スープでも作ってディルを使いきろうかしら。